資源の循環利用
水の使用状況
電子回路基板の製造には、基板洗浄の工程で大量の水を使用します。これまでは設備ごとの水使用管理、RO水※1の利用等で削減に取り組んできました。国内工場では地下水が豊富なところも多いですが、海外工場では水不足が深刻なところもあります。
当社はAqueduct※2等のグローバルツールを利用して各拠点の水リスクの評価を行っています。その結果水リスクが高いと判断される地域にある事業所はありませんでしたが、引き続き品質面で影響を及ぼさない必要最低限の水の使用を目指してまいります。
※1 RO水:逆浸透膜(Reverse Osmosis)を利用し、不純物を取り除いた水であり、洗浄工程で使用します。
※2 Aqueduct:世界資源研究所(WRI)が開発した水リスク評価ツール
廃棄物の削減と再資源化
廃棄物削減については3R(リユース、リデュース、リサイクル)を念頭に置き活動しています。これまでもソフトエッチング廃液からの銅回収プラントの設置や金・パラジウムの回収に取り組んできましたが、さらなる廃棄物の再資源化に積極的に取り組んでまいります。