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プリント基板製造BLOG

基板の製造工程

基礎編:動画で分かるプリント基板の基礎知識⑤ ソルダーレジスト&シルク

基礎編:動画で分かるプリント基板の基礎知識⑤ ソルダーレジスト&シルク

ようこそMEIKO Laboへ。

メイコーTVでプリント基板の製造工程の動画の第5弾がアップロードされました。第5弾は「ソルダーレジスト」と「シルク」についてご説明しております。今回もMEIKO LaboのブログではメイコーTVの総集編と動画内でお話できなかった内容を記述していきます。また、プリント基板の基礎をまとめた”超初心者向けの再生リスト“も作成しましたので、プリント基板を知っている方も知らない方も是非ご覧ください。

※2021年12月17日に公開した記事ですが、サイトリニューアルに合わせて内容を一部修正し、2023年12月14日に再度公開しました。

1.ソルダーレジスト カラフルなプリント基板

プリント基板には様々な色があるかご存知ですか?昔は目視検査をする作業員の目が疲れないように緑色にしていましたが、スケルトン素材の製品が流行ったころに様々な色のプリント基板ができました。現在では企業ごとにプリント基板の色を統一したりプリント基板の仕様用途に合わせて色を変えています。

プリント基板のソルダーレジストの色は、お客様がオーダーメイド出来ます。有名なのは、Apple社のiPhoneのプリント基板は全て黒色という話です。通常、黒色という色はプリント基板には使用しませんが、Apple社は内部のデザイン性にもこだわり黒色を選定したと言われています。

2.ソルダーレジストの塗布手法

ソルダーレジストの代表的な塗布方法は、スクリーン印刷です。印刷機に版をセットして、インクをベタ印刷します。その他、静電スプレー、スプレー印刷、カーテンコート、ロールコーターなどたくさんの塗布方法がありますが、それぞれの塗布方法に合わせてソルダーレジストインクを選定する方法があるので技術力やノウハウが必要です。
また、超微細なパッケージ向けのソルダーレジストは、あらかじめフィルム状になっており、ドライフィルムレジストのように貼付けが出来ます。このようなソルダーレジストをドライフィルム型と呼びます。

3.シルク

プリント基板のシルク印刷にはスクリーン印刷とインクジェットの2種類があります。シルク印刷は版画技法の孔版のことです。プリント基板の上に文字や図が描かれた版を重ねてインクを押し出すことでプリント基板に文字が写し出されます。(左図)インクジェット印刷はご家庭や職場にあるプリンターと同じ要領で印字しています。

3.まとめ

詳しい内容はメイコーTVをご覧ください。次回は「外形加工」についてご説明いたします。プリント基板の設計、試作、製造、部品実装をご検討の方はMEIKO Laboへお問合せくださいませ。

 

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